特別支援学級での生活単元学習 買い物から調理実習2

○ワークシート作業

グループごとレシピが決まったところで、ワークシート作業に移りました。

ワークシートに、材料と使う道具、調理手順を書き出すのです。

これは、きちんと自分で手順などを把握するという目的もありますが、書き写すという国語の学習にもつなげる意図を持っています。

 

調理手順を調べながら、だれが何をやるなど、グループ内での分担も話し合わせました。

生徒によって書き写すスピードが違うので、これらのワークシートの取り組みの進度は、生徒によってまちまちになってしまいます。

遅い生徒がいたら助けてあげよう、分からないところは教えてあげようと、グループの中での協力を促しました。

仲良く協力して行うことが指導の目的なのです。決してワークシートを記入することが目的ではないのです。

グループ活動をすすめながら、協力しながらやっていくのだという姿勢を身につけさせようとしました。

 

そして次は、買い物リストの作成です。

ものによっては、いくつものグループで使うもので共通に買えそうなものもあります。まずはグループごとリストを作成させてから、共通するものについてはその後教員が調整しました。そして、これとこれは共通するものだから分担して買おうと提案し、どこかのグループが代表して買うようにしました。

こうしてリストができたら、いくら持っていったらいいか、予算を話し合わせました。これは難しい作業ですが、大人がアドバイスしながら、時には新聞広告も利用しながら、考えさせました。値段に対する意識を育てたいと思ったのです。

 

○調理室の下見

ワークシートが書き終えたら、次に調理室に行って、使う道具が実際にあるかどうか、あるとしたらどこにあるのかを確認しました。もちろんグループごと協力して探すようにしました。細かいことですが、このようなことを事前にしておくと、調理実習の時に、自分たちの力で取り組むことができるようになります。


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