特別支援学級と定期テスト

以前、特別支援学級における定期テスト実施の意義について、書きました。

勤務する学校でも、2学期の期末テストが、ちょうど行われたところです。

また、ここで、定期テストについて、考えてみたいと思います。

 

テストですから、ルールがあります。

テスト中は、しゃべらない。

物を落とした時は、自分で拾わず、拾ってもらう。

用があったら、黙って、手を挙げる。

きょろきょろまわりや後を見ない。

など、など。

 

生徒の実態によって、これらが守られるかどうか、違います。

今までの経験上、これらのことがある程度できていたので、特に問題と考えていませんでした。

でも、今の学級には、すぐに横や後を見てしまう生徒がいます。

何回話しても、何か後ろが気になるのでしょう。

後を向いてしまいます。

今回は、私がその子の前にいて、少なくとも、私を見るために後を見ることはないようにしようとしました。

だけど、向いちゃいました。

 

仲のいい友達の方を向いちゃいました。

気になることがあると、それに執着するところがあるので、何かそういうことが、あったのでしょう。

 

おこっても、入らないかと思い、後を見たら、0点だよ、ということにし、事前から説明して、テスト中も何回か言い、繰り返すので、次にやったら0点だよと言ったのに、また、見てしまいました。

 

こんな些細なことに、こだわる必要はないのでしょうが、将来、この子も、何かの試験を受けるかもしれません。その時のためにも、テストの受け方を理解しておくことは、大切だと思います。

そう、意義を確信しながらも、彼にとって、あった指導ではないかもしれないと、感じます。

 

今の彼にとって少し難しいかもしれない。

でも、将来、必要なことだから、それに向けて、指導する。

今は、そんなふうに考えます。

 

席を後ろにするってのも方法かな、と思いますが、それでは、将来に向けた指導ではないかな、なんて考えます。


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