特別支援学級とアクティブラーニング

平成29年3月に、新しい学習指導要領が公示されました。
小学校では、この4月から実施されるようです。
中学校では、平成30年度から移行期間となり、32(2020)年度より、全面実施になるようです。

 

新しい学習指導要領のポイントとして、よく話題にあがるのが、

知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」です。

いわゆる、「アクティブラーニング」というものです。

 

私が勤務する学校でも、校内研究ではこれを取り上げ、授業研究などを通じて追求していこうと、ここ数年取り組んでいるところです。
そういう校内研究では、特別支援学級はちょっと蚊帳の外に置かれがちになっているような気がしてしまうのは、個人的なひがみかもしれません。

 

さて、今回改訂される「特別支援学校学習指導要領」を、文科省のHPで見ると、この『知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」』ということが、はっきり書かれています。

特別支援学校の学習指導要領にあり、中学校の学習指導要領にもある、ということは、当然、中学校特別支援学級でも、取り組まなければいけないことなのです。

本屋さんに行くと、特別支援教育のアクティブラーニングを題材にした書籍や雑誌も、並んでいます。

 

みなさんの特別支援学級では、アクティブラーニングや、「主体的・対話的で深い学び」に取り組まれているでしょうか?

領域・教科を合わせた指導で、子どもたちに話し合いをさせたり、仲間と協力させたりしてきたことが多いでしょうから、今までも取り組んできたと、考えられる方も、いらっしゃると思います。

 

自分の反省として、
それらが、果たして、本当に主体的に子どもたちが学んでいたか、
本当に、対話、双方向のコミュニケーションで、学んでいたか、
本当に、深い学びができていたか、
そんな疑問が頭に浮かびます。

 

「主体的・対話的で深い学び」は、
 知識の理解の質を高めることにつながらなくてはいけません。
 資質・能力を育むことにつながらなければなりません。

 

領域・教科を合わせた指導の中で、どれだけの「各教科の知識」の質を高めることができたか、という点も、大きな疑問です。

 

今後は、領域・教科を合わせた指導だけではなく、各教科の指導においても、「主体的・対話的で深い学び」ができるよう、授業改善に取り組まなくては行く必要がある。
私自身の、次年度以降の課題としたいと思っています。


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