スポーツ庁が、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインをまとめているようです。
それによると、適切な休養日を設定するものとして、次のようになっています。
・ 学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日(以下「週末」という。)は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振替える。)
・ 長期休業中は、学期中の休養日の設定に準じた扱いを行う。また、生徒が十分な休養をとることができるとともに、部活動以外にも多様な活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。
・ 1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期中の週末を含む)は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
さて、先日、朝の情報番組で、これが取り上げられていました。
その時、中学生がインタビューされ、現状から時間を減らしてほしいという意見と、もっとやりたいという意見が紹介されていました。
食事の準備をしながらで、きちんと見ていなかったのですが、生徒がやりたいのに、なぜ部活動の時間を減らすのかという論調になり、その時、どこかの大学の先生が、先生の長時間労働の解消が目的だと説明していました。
ちゃんと見ていたわけではないので、違うかもしれませんが、先生を悪者にしているような気がしてしまいました。
子どもがやりたいのに、教員のために減らすんだという意味に聞こえてしまいました。テレビ局が、そういう意図でしていたわけではないのでしょうが。
こと部活動に関しては、長時間それに関わっているのは、先生だけではなく、生徒もそうです。
医学的に中学生の適切な運動量がどうなのかは詳しくは分かりませんが、土日に休みなく何時間も練習するのは、身体にいいものではないでしょう。
そう考えると、生徒のためにも考えなければならないものだと思います。
大人が、きちんと考えなければならないものだと思います。