休校期間中、特別支援学級では生徒の作品を学級通信で発信

緊急事態宣言は関西で解除され、勤務校の属する首都圏も、いよいよ解除の方向に動きそうです。そろそろ本当に学校再開となりそうで、実際、校内でも準備が進められています。

 

休校期間中、勤務校では、週1回ペースで課題受け渡しのための登校日が設けられましたが、特別支援学級では、毎回、学級通信を出してきました。

と言っても、学校側からの情報の一方通行になってしまいがちなので、途中から、生徒が取り組んできた課題を紹介して、他の生徒の取り組みを知らせ、生徒同士、横でのつながりを意識した内容を心がけました。

最初は、それぞれが進級、入学したことを作文に書いてもらい、載せました。

他には、調理を家庭で行う課題を出し、その成果をイラストにしてもらって、スキャナで読み込んで、載せました。

また、色画用紙を切って作る課題では、できた作品を、これもスキャナで読み込んで、載せました。

イラストや色が用紙を切って作った課題は、カラー印刷の方がわかりやすいので、この頃は、カラー印刷で、内容も多くなったので、A3裏表印刷の形式で、発行しました。

普段の授業中なら、お互いの作品を見合うことができるので、他の人がどんなものを作ったかわかるのですが、家で作っていると、他の子がどう作っているのかわかりません。人によっては、みんなやってるのかな? なんていう疑問を持っている人もいるかもしれません。

学級通信で紹介することで、他の人の取り組みが分かり、「みんなやってるんだ」と感想を漏らした生徒もいました。その生徒は、次の登校日には、しっかり持ってきていました。

休校期間中、交流する通常級でも多くのプリント類が配布され、いろいろなプリントが埋もれてしまい、学級通信さえ、届いているのかなと、心配になります。大切な書類と、生徒が取り組むためのプリント、あまり重要ではない配布物などの区別が、しっかり、誰でも分かるようにしておく必要があると、痛感しました。が、まだその対策はきちんとできていません。

そういう中で、カラー刷りの学級通信は、ちょっと目立って良かったかと思います。

休校期間中であっても、学校は、学校からの情報の一方通行ではなく、生徒からの情報も発信できるようなシステム作りが大切だと、感じました。

今回の学級通信は、そういう考えからの実践の一つです。


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