休校開け、学校再開  特別支援学級の対応を考える

ついに、わが勤務校も、休校が開け、学校が再開しました。

とりあえず、今週、来週の2週は「分散登校」で、6月3週目からは、「通常登校」の予定です。

今週、勤務校では、30分1コマでの授業を、午前4つ、午後4つで行いました。生徒は、半分が午前4コマを受け、もう半分が午後4コマを受ける分散登校です。

基本的には「教科の授業」が4コマなので、時間割に即して、特別支援学級も4コマの「授業」を行いました。

中学校生活が初めての1年生などもいるので、最初から「授業」はどうなのか、という危惧があったのですが、なんとか1週間、生徒たちはがんばっていました。

子供の順応力、というか、適応力、というか、とにかく子供達の「力」は、素晴らしいものがありますね。改めて感心しました。

勤務する特別支援学級では、急がずゆっくりやりましょう、と打ち合わせしました。

3カ月ぶりの学校生活で、生徒たちは、自分からどんどん行動できないことも多いでしょう。集団生活の仕方を忘れてしまい、戸惑う場面も多いでしょう。そういう時に、「追い立てる」のではなく、生徒たちの動きを側面からゆっくり大人たちがサポートする。そういう、一種ののんびりした姿勢を持っていきましょう、ということです。

また、一人一人の生徒と放課後話をする機会も持っています。これは、学校全体でも取り組んでいることなのですが、特別支援学級では、複数の教員が一人ずつ話を聞くようにしています。

そういう中で、ゆっくりと学校生活に戻していくような配慮をしています。

さて、情報によると、勤務校の設置者である市教委の方針で、夏休みが少なくなるようです。

休校だからといって、別に休んでいたわけではないのに、休みが減らされていくのは、正直言うと、納得いきません。勝手に休校にしたのは大人なのに、どうして子供達にそのしわ寄せが来るのだろうか、そんな思いも正直あります。それに、休校期間中も、いろいろな課題を学校は出していたじゃないですか。そういうことを真面目に取り組んできた子供にすれば、休校期間中は学校があった日々となんら変わりないのではないでしょうか。それなのに、休みが減らされる。休校期間中に真面目に課題に取り組まず休んでいた生徒がもしいたならば、その子は、夏休みが減っても文句は言えないはずです。そう考えると、これは、正直者が馬鹿をみるような感じではないですか。

yahooニュースに、次のような記事がありました。

3カ月の休校期間は、多くのものを失わせましたが、これからも多くのものを失わせていくのではないかと思います。

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